独立して10周年を迎えたメデル株式会社代表取締役の野本由美子さん(通称・ほしゆみさん)が、美容室ディアーズ代表で総年商50億円の連続起業家・北原孝彦さんをゲストに、1月18日に開催したのが、
新春スタートダッシュセミナー「日々の積み上げを3倍にする影響力をまとう戦い方~弱小SNSから今。10年愛されたリアル&SNSレシピ大公開~」
事業構築や積み上げのプロでもある北原さんと、ご縁をつなぐプロのほしゆみさん。
熱量の高い2人の掛け合いに、会場が沸いたセミナーの後編の様子をお届けします!
(文責:ライター・むねかたようこ)
前編はこちら
後編の今回は、以下の項目に分けてお届けします。
◆ご縁づくりだって実は再現性がある!
◆すべては再現性!北原さんのビジネス構築
◆まとめ
北原さんとのご縁のように、影響力のある人とつながり、応援される人になれたの「ほしゆみさんだからでは?」と思われそうですが、そうではありません。
実は再現性があるんです。
当初は「自分がラッキーなだけ?」と思ったほしゆみさんですが、北原さんに背中を押されて言語化したのが、
1部で話した「7つのルールと10のレシピ」。
いずれも誰でもすぐにできる内容でした。
7つのルールは自分自身の「あり方」で、印象に残ったのは2つ。
1つは「影響力がある人とかかわるのは怖くありませんか?」という質問に対する答えです。
「上なるものは下の如く、下なるものは上の如し」
西洋占星術を生業(なりわい)とする、ほしゆみさんの星詠み哲学で、上は宇宙、下は自分で、宇宙のことは自分にも影響するし、その逆もしかりという意味です。
ホロスコープで使われる星はみんな一緒。影響力が強い人たちはすごいホロスコープを持っているわけではなく、自分を活かしきっているかどうかだけだというのです。
つまり人は対等。しかし配慮は必要。時に遠慮は無用。
そんな姿勢が影響力のある人たちが応援しようと思うのかもしれません。
もう1つは、「ほしゆみさんだから、できるのでは?」という質問に対して、「誰にも勝ちパターンがある」と断言したことです。
しかもポイントは
①生い立ち
②過去の人間関係
③タイミング
④相性
の4つだというのです。
ほしゆみさんは生後5か月で生母が亡くなった上、実家は理髪店を経営していて忙しかったからか、近所の人たちが地域ぐるみで彼女を育ててくれたそうです。
つまり目上の人にかわいがってもらえるかどうかは、無意識のうちに培った彼女の生存戦略でもあるわけです。
過去の体験は1人ひとり違います。
だからこそ自分の活かしたい強みや行動パターンが分からなくなったら、やはり自分の過去を丁寧に紐解き、言語化することが大切なんだと感じさせられました。
また「影響力をまとう戦い方10のレシピ」は、ほしゆみさんが実際に行動していることです。
「誰と戦うか決める」
「その人がどんな人とかかわっているか」
「懐に飛び込む」
「覚えてもらう」
「シェアリング・マイ・スター」
「その人を紹介する」
「SNSを駆使する」
「小さなことでも報連相」
「心身のコンディションを整える」
「フットワーク軽く付き合いの良い人になる」
一見すると当たり前のことばかり。けれど全てを徹底してできるかといえば、そうではないかもしれません。
特に大事だと感じたのは、「シェアリング・マイ・スター」です。
マイ・スターは直訳すると自分の星、つまり自分の才能、できることをおすそ分けしていく姿勢です。
どうしても影響力のある人に対しては引き立ててもらいたいと思いがちですが、そうではなく、「力になれることがあればやります!」という精神で接するということです。
この考え方はすべての行動のベースになりますし、今すぐにでも取り入れられますね。
第2部は北原さんをゲストに迎えたトークセッション。
総年商50億円、全ての事業で一つも負けていない事業構築の考え方について話をしてくれましたが、これまたシンプルで明快でした。
「冷蔵庫の余りもので料理を作るでしょ。ぼくにとってはそれがビジネス。持っているものを言語化して、売り上げを伸ばす」
「僕が売り上げを聞くのは『食っていくため』。人が必要としていることや、お金をかけてやってきたことは何か明確にする。どんなことでもニーズはある」
「やりたいことじゃない。お客様に約束できること。つまり求められることで、ベースはできること」
「高望みはしない。大きな目標は感がない。確実に勝負できるところまで落とす」
「月収1000万円は1-10万円の積み上げ。1億円までは同じことの繰り返し」
「どんな人にも得意なことはある。先生と言われるポジションを探す。自分ができることがキャッシュになる」
こんな分かりやすい言葉で説明するだけでなく、ほしゆみさんが星詠みをビジネスにしたプロセスも紐解いていきました。
圧巻だったのは、質問した人の悩みに次々に答えていたこと。
しかもそれぞれ断片的で少ない情報量にもかかわらず、次々とやるべきことやフォーカスすべきポイントを丁寧に解説するのです。
熱のこもった対応に、予定時間を30分近くオーバーするほどでした。
こうやってセミナーのレポートを読み進めると、内容が重厚でほしゆみさんも北原さんもまじめな人?と思われるかもしれません。
でもほしゆみさんは、祖父と北原さんがそっくりという「見えないご縁」を紹介したり、ジャニーズの年末コンサートにヒントを得て手作りうちわを参加者に配って第2部の北原さん入場を盛り上げたり。
それに対して北原さんも、「(おじいさんの写真が出て)もうずっと処刑されている感じがした!あなたの企画嫌い!」と本音で応酬し、会場が大爆笑になる一幕もありました。
とはいえ、ほしゆみさんの影響力のある人とのつながり方は具体的かつ誰でもできる内容。
同時に北原さんのビジネス構築の考え方で丁寧に実績を積み上げていけば、年末にはビジネスが大きく加速しているのではないかと感じさせられるセミナーでした。